Tokyo 7th シスターズ楽曲派の顔つき部の皆さんにストーリーを読んで欲しい。

3rdライブ最高でしたね。

ナナシスは楽曲にも力を入れていて楽曲だけ聴いてライブに来ても全然楽しめます。声優ライブ特有の謎トークコーナーも少なく、2ndからは30曲近く一本のライブで曲をやるので客の体もバキバキになります。一公演だけでロッキンとかより疲れる。その分満足度は高いです。

ただナナシスの本当の"エモさ"を感じたいのなら間違いなくストーリーを読むべき。かく言う私も2ndまでは楽曲派の顔つきWだったド新参ですがエピソードを読んで参加した3rdライブはCLANNADでも泣けなかった私がオオオオンオオって感じで泣いてしまいました。

そもそもナナシスというコンテンツは茂木伸太郎というクリエイターの方が総監督として全てのメディアミックスに関わり、統一された世界観の中で話が展開されていきます。なので最初の方に出てきたちょっとしたセリフでも後々大きな意味を成す、所謂伏線が至る所に散りばめられていて考察も盛り上がる様なコンテンツです。

では、3rdでエモかった部分を掻い摘んでネタバレしないように紹介したいと思います。歌詞や伏線まで考えるとキリが無いので演出やMCを中心に。

まずはセブンスシスターズ→777の流れです。そもそもナナシスとはセブンスシスターズというアイドルが爆発的な人気を得て、アイドルの頂点に君臨していたが何故か解散してしまった。そのせいもありアイドルとかWと嘲笑される様な時代にもう1度アイドルをやり始める777☆SISTERSというストーリーです。ここも知らない人も沢山いるでしょう。

そのセブンスシスターズがアイドルをぶっ壊した。その後、ハジマリウタで荒廃したアイドル界をもう1度復興させるべく777☆Sistersが動き出す、といった時系列を表したかったのでは無いかと。

ハジマリウタの最初の歌詞にも、茂木総監督が昔からのナナシスのテーマとしている「誰かの背中を押す」というテーマにも合致した言葉が並んでいます。

どんなに遠くたって 春舞う綿毛の様に

この歌届けるよ ハジマリウタ

これがハルカゼのサブタイトル「この歌は涙を隠しながら誰かの背中を押すために」にも繋がっています。

次に4U 九条ウメ(山下まみ)、鰐淵エモコ(吉岡茉祐)、佐伯ヒナ(長縄まりあ)のユニット。

4Uが一番即効性のあるエモさを持っています。バファリン並に効きます。Episode.4Uを見てHello…my friendを聴きましょう。それだけで涙です。

本人達の4U愛も茂木総監督が完敗を認めるほど。ナナシス内ユニット初の単独ライブも勝ち取ったという表現が正しいでしょう。

次からはノベライズ主体の話になります。

Le☆S☆Ca 上杉ウエバスキョーコ(吉井彩実) 荒木レナ(藤田茜) 西園ホノカ(植田ひかる)のユニット

このユニットはゲーム内エピソードでは無くノベライズで結成までのストーリーが描かれていて、ゲームをやっている人でも読んでない人が多いでしょう。勿体ない。

このユニットは他のユニットとは違い、Le☆S☆Caとして始動したのが遅かった。YELLOWの歌詞にも「きっと長く助走をつけた方が高くに跳べるわ」という歌詞がありますね。

植田ひかるさんが最終公演のMCで「キョーコが先にナナスタ(777の事務所)に入っていて、レナとホノカがバス停で出会って…エピソードLe☆S☆Ca買ってください!」エモーショナル。連番とアって感じでした。

続いてThe QUEEN of PURPLE

越前ムラサキ(野村麻衣子) 瀬戸ファーブ(広瀬ゆうき) 堺屋ユメノ(山本彩乃) 三森マツリ(巽悠衣子)のユニット。

今回の3rdライブ初登場ユニット、しかもボーカルのムラサキ役の野村麻衣子さんは初ステージらしいですが本当に弾いてるんじゃないかというバンドパフォーマンスに全く負けてないボーカルでした。何かのイベントあれば行きたいと思いますね。

ノベライズでファーブが4Uや、4Uを取り巻くバンド環境について色々あったので4UからQoPに繋ぐ流れだけでEmotionなのですが、問題はMCですよMC。

前の4Uの演奏を受けてのファーブの私たちは自分の歌を演奏するだけだよ…からのムラサキの負ける気がしないね。からのステージにメンバーが全員揃い、そのオーラに圧倒されたかの様に静まり返る会場、そして

___弾くよ、Trigger。

もうゲロクソエモすぎて体固まりましたね。人間って高まり過ぎると体って固まるらしいですよ。完全にでは無いですがノベライズを読んでいる人間だけに向けての演出ですよこれは…

僕はバンドのライブも良く行く(というかそっちのが先)なのでEP QoPは本当に刺さりましたね。

特に三章の最後の4Uを演奏する学際バンド、それに呼応する客に対するファーブの気持ちとか、バンドを応援している身としてライブキッズあるあるとかいう人気曲垂れ流して金貰ってる奴にちやほやする客、売れてきたら大衆に目を向けるバンドマン…とそういう人々を見てきているからこそあのファーブの言葉は刺さりました。それこそKANA〇BOONとかその辺に読んで欲しい。好きだけど。さくらのうたが好き。

最後のハルカゼから手紙の流れはゲームを進めて、BDかなんか出た時にもう1度見るだけで泣きます、ホントに。なので敢えて言及は避けたいと思います。言いたい事が多すぎて書けない。僕らは青空になるで家虎とか口が裂けても言えなくなります。

最後に、OPムービーで最初に出てきた英語はAre you INSTANT?だったと思います。3rdライブのタイトルはCHAIN THE BLOSSOMなのに何故最初にこの言葉をチョイスしたのかと考えた時に、茂木総監督のインタビュー記事の節々でナナシスをただ女の子が可愛いだけのコンテンツとして捉えて欲しくない、といったニュアンスを感じます。そしてここにいる支配人は違うだろ?みたいな挑戦的なメッセージ性を感じるんですよね。このメッセージをどう受け取るかは皆さんで違うかと思いますし、本人は楽曲だけ知ってる人間で楽しめる様なライブを目指しているとも発言していますが、僕はもっと本質的な事を見て欲しいんだと感じています。なので皆さん武道館でのメモリアルライブまでにはストーリーをやりましょう。支配人の端くれとしてのお願いです。