オタクキッズの墓場

あんまり音楽的な話は出来ません。

wowakaとヒトリエと僕

 

wowakaの曲と出会ったのは中2の夏頃だった。

 

当時の僕は中学校入学即、中学で知り合ったオタクの同級生にニコニコ動画を勧められズブズブハマり、親にされたフィルタリングを掻い潜り、高画質モードで見るためだけに部活をサボってニコニコ動画を見ていた様なニコ厨だった。

当然ボカロも聴いていて、僕がニコニコを見始めた時はメルトショックがある程度落ち着いて、色々なジャンルのボカロ曲が伸び始めたころだったと思う。

 

週刊ボカランは垂れ流しでも必ず見ていた。そこで「とおせんぼ」という曲を聴いた。

最初は衝撃的だったけども、よくわからなかった。歌詞を見ないと何言ってるかわからないし、音楽的な素養もないので何が起きているのかわからなかったというのが正しいかもしれない。

ただ、何度も聴いてしまった。

 

あの頃はどっちかというと現実逃避Pと呼ばれていたと思う。そんな現実逃避Pが次にアップしたのが「僕のサイノウ」、そしてその次が「裏表ラバーズ」だった。

裏表ラバーズはもう中学生の僕にはドストライクだった。多分人生で一番聴いている曲だろう。その後はもう高校卒業までボーカロイドが青春だった。

 

2011年、「アンハッピーリフレイン」を投稿後、ボカロの投稿は無くなり、代わりに2012年ヒトリエというバンドが結成された。

 

正直ヒトリエは好きじゃなかった。

 

ミクの無機質な声から、突然wowaka本人になったボーカルは僕には受け入れ難いものだった。それに、ネットの世界の、言うなれば2次元の様な存在だったwowakaが現実に飛び立つのが嫌だったのかもしれない。

 

高校を卒業した後大学に進学し上京した。バンドが好きだったので、フェスとかに行くようになった。とあるフェスでヒトリエが出るという事で、ボカロ曲も聴けるらしいしヒトリエも見るか、その位の気持ちで曲を聴き始めた。曲は「センスレス・ワンダー」だった。

相変わらず、曲の中何が起きているかわからない。歌詞を見ないと何言ってるかわからない。でも何度も聴いてしまう。イントロのギターで気持ちが高ぶってしまう。

ライブを見た。相変わらず声は余り好きじゃない。ただ、ネットの世界から飛び出して、ネット時代の曲をかき鳴らすwowakaはとてつもなくカッコ良かった。

 

ヒトリエもフェスや対バンにいると嬉しいアーティストの一つになった。ヒトリエ主催のライブも何度か行くようになった。

 

そして2017年にミク10周年記念として「アンノウン・マザーグース」が投稿された。

もう涙が出る程嬉しかった。曲を聴いた。相変わらず何が起きているかわからない。歌詞見ないと何言ってるかわからない。でもやっぱり、何度も聴いてしまった。この感覚が、懐かしく心地よかった。

 

その後ヒトリエがセルフカバーをした。ヒトリエのライブでの「アンノウン・マザーグース」はミクとwowakaが二人で歌っているようで、何とも言えない感情がこみ上げてくるものだった。

 

2018年のマジカルミライでは、ミクの歌う「アンノウン・マザーグース」も聴けた。ヒトリエとミク両方の「アンノウン・マザーグース」を聴けたことは良い思い出だ。

 

2018年3月、ヒトリエのワンマンライブに行った。そこで「日常と地球の額縁」が演奏された。

この曲は「アンハッピーリフレイン」の頃、wowakaが過度な期待で自暴自棄になっていた頃作られたアルバム曲で、どこか哀愁的で美しいメロディラインに、元々明るくは無いwowakaの曲でもトップクラスに重い歌詞が乗っている。wowakaの心の叫びみたいな曲だった。

目を逸らしたくなるような過去を歌った曲を、カバーした。ヒトリエのギターのシノダがやりたいからやったという趣旨の発言をしていたが、この曲をやったことにはもっと大きい意味があったと思う。

 

その後、アルバム「HOWLS」を出した。とんでもなく良いアルバムだった。最高傑作と言っても過言じゃないと思う。

 

ただ、死んでしまった。ネットとバンドの壁が崩壊し始めこれからというところで、バンドとしても最高の状態で、最高の曲を携えたまま、死んでしまった。

 

人生の半分近くを、wowakaに彩ってもらった。「アンノウン・マザーグース」と「日常と地球の額縁」という、初音ミクヒトリエが歌う事によって完成する曲を歌ってくれて、それを生で聴くことが出来て、本当に僕は救われたような気持ちだ。

 

ご冥福をお祈りします。これからも僕の中では、最高のアーティストの一人です。

 

 

NHKの音楽番組の公開収録に行ってきました

こんにちは。この前某NHKの某SONGSの公開収録に参加してきました。ライブ自体は最高に楽しかったのですが、いかんせんNHKからのメールが不親切!!!これは場所間違えたりした人いるんじゃないかな?と思い公開収録の様子を書き記しておこうかなと。一概にこうだとは言えませんが参考程度にどうぞ。

 

まず集合場所と時間はこう書いてありました。


■2017/7/24(月)収録

【集合場所】
NHK西口玄関前(井の頭通り沿い)

【集合時間】
17:30

 

はい、不親切!!!!

一つ大事な事はNHKホールでは無いという事です。僕の知り合いはしっかりNHKホールに向かっていました。

放送センターの地図 | NHKについて

こちらにアクセス方法は乗っているしリンク位貼ってあげても良いのでは?

 

続いてロッカー、これもNHK放送センター西口付近には無いので渋谷駅付近のロッカーを使うしかありません。しかし今回の収録は客席の後ろにブルーシートが敷いており、簡易の荷物置き場が作られていました。収録なので盗まれる危険もそんなにないですし、そこは親切ですね。

心配ならハチ公付近のロッカーを使うといいと思います。少し臭いですが平日夕方ならそこそこ空きはありました。

 

集合してから西口の駐車場に整理番号順に整列させられ本人確認が1人1人行われますが、まぁガバガバだったと記憶しています。保険証とかでもいけるんじゃないかと。整列に関してはライブハウスのオールスタンディングライブの様な整列方法でした。

 

その後NHKの入館証を渡され、NHK入館です。ここからが地獄でした…

 

まず入館したらスタジオ付近の廊下で一時間以上待たされました。立ちっぱなしで。

スマホの充電が切れかけていてしかも一緒に行くはずだった知り合いにも断られぼっち参戦、隣のヤツに話しかけようにもFGOに夢中と八方塞がり。仕方ないので寝てました。

 

やっとスタジオ入場だーーーーーーーーーーと思ったのも束の間、また45分ほど待たされました。やっぱり立ちっぱなしで。辛い。

ここで完全に気づきました。公開収録は絶対連番で来た方が良いと…

 

始まる前のアナウンスではお姉さんが出てきて煽り盛り上げてくれましたがやっぱりそこはNHK、ダイブは完全に禁止。ボーカルがダイブの件は直前まで掛け合っていたらしいですがダメだった様です。禁止(禁止とは言ってない)では無く飛ぶなよ…みたいな雰囲気ビンビンに出てました。1人まねきの現場なら一瞬で剥がされそうなリフトしてる人はいましたが、低かったからか無視されてましたね。

 

公開収録終了後は結構すぐ帰ることが出来ました。なんか知り合いも出来て凄くいい思い出でしたね。

 

合計2時間待たされた男たちのヤケクソの盛り上がり、是非ご覧あれ。

 

 

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